花守の日々

華道のこと

華道X暮らしの花

今、お花を飾る場所として、床の間→玄関先、リビングが主流となっていることを、いけばなのお稽古の際には念頭に置いています。

花瓶に一輪の花を挿すということ、向きや長さそして角度を考えて、鋏を入れること。そんな小さな行為が習慣となると、花をより美しく見せるにはどうすれば良いのか、工夫が生まれます。お稽古では、流儀の花形を指導する中で、花のある暮らしのための様々な工夫をお伝えすることを心がけています。

花を飾るためには、まず片付ける、掃除をしますね。小さな空間であっても、空間の美しさを大切にするいけばなの心は、どんなおうちでも素敵に暮らすことが可能です。

そして水を替えるごとに水切りをして新たに生れ変わる花の姿に見合う器は家の中にある色んな器で試すことで、楽しさは無限になりますね。

行動の自由、人と接するチャンスが少ない中、命ある花とのコミュニケーションで新たな活力が生まれてくると思います。

 

 



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