花守の日々

華道のこと

これからの華道を考える

花の生き様を心に刻む

新聞第一面、

”世界の稼ぎ頭、激変”が目に飛び込んできました。

コロナ渦で生じた、生活様式から人間関係から、色んな変化をどう受け止めるか。悲しい現実のみに同意し、混乱し、この驚異の中に命がさらされていることに怯えて暮らしていくだけでは心が持ちません。

今導入されている新しい生活様式の一部が、収束後も恒久化される見込みであるなら、私たち各自の生業をよく考え、自分の内面を見つめる時間にしたいと思っています。

花の生き様を瞼に浮かべました。

・誰にも告げず、静かに咲いて、散ってゆく。

・自力で移動できないから、虫や鳥の力を借りて、命をつないでゆく。

・生命の掟に基づき、咲く時期が決まっていて、どのような環境の中でも花を咲かせようと全力で生きている。

・雨露風雪に耐える姿が愛しい。

・花の命が最も充実する、蕾から中開き、そして満開を迎える瞬間は私たちの暮らしの中で大きな役割を担っている。

日本人が長い時間をかけて育んだ”花との暮らし”の知恵を一人でも多くの人々に伝えていきたいと思っています。

 

 

 

 

 



ページの先頭へ戻る