花守の日々

華道のこと

白山神社 蓮2022 

«苦しいことがあっても必ず幸せが訪れる» 

1枚目新潟でみる蓮

2枚目ハバロフスクの蓮
どちらも同じ時間帯に朝陽に向かって満開です。
今年は、蓮の花言葉が心に響きます。
«苦しいことがあっても必ず幸せが訪れる»
7月からどんどん咲き始め、8月お盆過ぎの蓮池では花、葉、実の様々な姿を一気に観察することができ、
夏も終わりに近づくことを感じます。
白山神社で、身近に季節の移り変わりを感じることができます。
開花も蕾も実も。
そしていろんな葉。
巻葉が少し開きかかった
葉を
撞木葉-しゅもくば
と呼びます。
撞木とは
寺院の鐘を叩くT字型の棒、
のこと。蓮は仏教に深く関わってますね。
ドブに落ちても 根のある奴は
いつかは蓮(はちす)の 花と咲くたまった雨水を流す葉脈と毛茸。この撥水性が蓮華不染の思想に。花も葉も実も
そして
根にも
いろんな思想が詰まっていて、蓮はあきない。

浮葉

水面に浮かぶ浮葉

立ち上る立葉

春先は一面浮葉に覆われる湖面、その中から水上で葉を支えることができるように、木化した葉柄をもつ立葉がぐんぐんのびる。
リグニンという物質があるらしい。

木のたくましさの根底にあるもの。
夏に葉が群生する姿に圧倒される。
でも湖面に浮かぶ、浮葉も優雅で素敵。

個性というか、生きる道が違うということ。



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