猛暑と冷房の中、夏の花は懸命に咲き続けています。
水の交換、氷を入れる、痛んだ花は即交換する、少しでも花の命を長く保たせるために手を尽くす花守のこの頃です。
切り花が生活必需品かと言われたら、何とも答えようがありません。
でも私たちは、やはり自然や緑との触れ合いがなくては生きられないでしょう。(自然といっても、多くの場合、公園や庭といった限られた範囲であることが大半でしょうが。。)
それに自然の四季の姿は毎回同じようで、飽きることがありません。大地とつながる自然はとどまらず、刻々と移り変わるからでしょうか。
いけばなは生きている花の命を表現します。だから毎日変化します。その花の姿に目を留めること、その変化が暮らしの節目となれば、いつも新鮮な自分でいられるのではないかと思います。切り花が多少他に比べ多少割高になっても、その手軽な「きっかけ」はきっと人生を豊かにしてくれるのではないでしょうか。