今年は伝書を学びました。
「三船生方之事」
お茶席でも見かける船。
花材を使って舟をいけるという発想が「生花五カ条」の中に記されています。
限られた空間である床の間に舟に思いをはせる仕掛け。
最古の花伝書「花王以来の花伝書」(1486年)にもすでに釣り花として花器と草木の取り合わせ、飾る場所も定められていました。
舟と花。
私にとって“舟”と言えば鳥屋野潟の田舟にいけた花。
形姿を変え本質を失うことなく現代に継承されるこのモチーフを生かすことで、伝書を積極的に活用してけたら、と思います。