花守の日々

華道のこと

特別会員講習会 2018

今年は伝書を学びました。

「三船生方之事」

お茶席でも見かける船。

花材を使って舟をいけるという発想が「生花五カ条」の中に記されています。

限られた空間である床の間に舟に思いをはせる仕掛け。

最古の花伝書「花王以来の花伝書」(1486年)にもすでに釣り花として花器と草木の取り合わせ、飾る場所も定められていました。

 

舟と花。

私にとって“舟”と言えば鳥屋野潟の田舟にいけた花。

形姿を変え本質を失うことなく現代に継承されるこのモチーフを生かすことで、伝書を積極的に活用してけたら、と思います。



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