2月と逆になったような窓の外は雪のちらつく3月。
4年ぶりの発表会に”花守”7名で、白山コミュニティハウス3階小ホールに春を演出しました。
春といえば、桜、チューリップ、そして色でいえば黄色とピンク。
各自の春への想いに一番近い花材・花器そして花形に心をこめ、作品にしました。
普段華展会場へ足を向けられない方、そして地域の方々に気楽にご覧いただく場となり、私たちも大切な勉強の1日となりました。日常とは異なる公共空間にいけることは次のような効果があり、作品展は私たちの成長のための重要なイベントとなっています。
①スペースがいつもより広く、他の作品と並べられるので空間に対する感覚を磨くことができる
②いけばなをよく知らない方々にもわかりやすい作品であることも考慮していけること、また作品を介して会話が生まれるので、自分の言葉でいけばなについて説明する訓練になる
③足を運んでくださった来場者の方に対し、妥協せず、最後まで丁寧に仕上げた作品でなければ失礼に当たるので、気合いがいつも以上に入ること。
④いけこみから撤花までの数日間、イキイキした花材に保つことができるか。また時間内にいけあげ、手直しすることができるか。
来場者皆様方が、”癒された””きれい””春を感じるわ”などのしあわせな言葉の飛び交う会場で過ごした春の1日でした。
白山コミュニティ協議会の皆様にも大変お世話になりました。