花守の日々

国内イベント

生きるものの定めや哀しみ

10月に入り日本列島に次々に被害をもたらす台風。

自然を親しもの、というより脅威が先に脳裏に浮かびます。

日本経済新聞の春秋にヒアリが取り上げられていました。

以下、抜粋。

「映画の中でエイリアン・クイーンは卵を守ろうと行動し、子を失った母として闘う。考えてみれば、ヒアリも好きこのんで日本に上陸したわけではない。コンテナに閉じ込められ、たどり着いた地でただ生き抜こうとしているだけであろう。もちろん駆除に遠慮は無用だが、生きるものの定めや哀しみを思わないわけではない」

鳥屋野潟の様々な草木を見つめ、自然の摂理を少しずつ学ぶ中で、外来種問題を知りました。私なりの問題へのアプローチが今回の”セイタカアワダチソウでリースを作ろう!”として実現しました。自然の摂理抜きにいけばなの様々な決まりごとができたわけではなく、まさに

生きるものの定めや哀しみ

を表現すること、がいけばなと思い、その思いを共有する仕掛けとして、地域住民の皆様と共に、新潟市中央区の事業として取り組ませていただいたことを感謝しています。

つい最近の稽古日に、生花(しょうか)を何度も何度もやり直して、根気よく取り組む私の弟子たちにふと、

”時期的にハローウィン仕様の様々な楽しいお花をいけるほうが、よかったのかなあ”

といったところ、

”いえ、こっちがいいんです。楽しいだけのお花だったら、お稽古には来ていません。いけている最中に心が整い、洗われるんです。”

って。

いつの間にか、華道の心が伝わっていて、とても勇気がでました。

様々な約束事に自分の心と草木を寄り添わせ”美と調和”を表現する華道の世界。愛と優しさが根底にあります。

少しでもこの世界が広がったらいいなぁ。



ページの先頭へ戻る